連作障害と対応策

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ブログに興味を持っていただきましてありがとうございます。自分で食べる野菜は自給自足することを理念に家庭菜園に取り組んでいます。

〇連作障害とは

同じ科の野菜を、毎年同じ畝で続けて育てていると、作物が病気になったり、収穫量が落ちたりしてしまうことがあります。このことを「連作障害」といいます。今回はこの原因と対策について投稿します。

〇原因と思われること

 土壌には多くの微生物が生息していますが、連作をすることで特定の病原菌が増えてしまうことや、特定の養分のばかりを作物が吸収し、養分の過不足が起こり、土壌の環境バランスが崩れてしまいます。その結果、作物が生育不良を起こし、病害虫に狙われやすくなってしまいます。

 植物の根化から出るアレロパシー物質(ほかの植物に影響を及ぼす物質)が土壌中に蓄積し、植物に障害を及ぼします。この改善のためには作物を変えるか、堆肥などの施肥により、微生物活性を高め、原因物質を分解することです。

〇対策としての手段

土壌改良剤を使用する

 土壌改良材は、土の中の栄養素、土壌生物の崩れたバランスを野菜栽培に適した状態にする効果があります。

例えば、『連作の障害が気になる土に』という改良剤がありますが、数種の有機質原料を放線菌・硝酸化成菌・糸状菌などの菌で増殖醗酵させた有効微生物土壌改良材です。
土に混ぜるだけで有効菌が働き、不均衡な土壌菌のバランスを整え、地力を回復させます。

使用原料:飴粕・オカラ・魚骨・澱粉粕・脱脂ヌカ・アミノ酸液・酵母菌体。

コンパニオンプランツを一緒に植える

 一緒に栽培すると互いに生長に良い影響を与える植物の組み合わせのことで、病害虫を予防する効果も期待できます。例えば、ダイコンやトマトにマリーゴールド、スイカやキュウリに長ネギなどを混植すると連作障害による被害が軽くなることが期待できます。コンパニオンプランツについては過去のブログにて紹介していますので、是非ご覧ください。

相性の良い野菜を輪作する

 野菜の種類によって、連作障害が出やすいものと、出にくいものがあり、連作障害を避けるために植え付けしない方が良い「輪作年限」も異なります。

一般的な作付け間隔

 連作障害の出にくい野菜をうまく取り入れたり、実もの野菜や葉もの野菜の後は、深く土を耕す根菜類にするなどしっかり考えた上で輪作のプランを立てるのが、栽培プランの基本になってきます。相性の良い後作についてです。

相性の良い後作

 夏野菜の後に何を植えるのか表を見て確認いただけます。しかし、注意しなければいけない、相性の悪い後作もあります。

相性の悪い後作の例

 夏野菜の後に植えてしまわないように気を付けていきたいですね。

今回参考にさせていただいた本についてご紹介させてください。竹内孝功さん監修の自給自足の自然菜園12カ月という本です。作物の特性を熟知されており、大変勉強になりました。

相性の良い後作の野菜を選びながら、コンパニオンプランツを植えていき、病気が出たり、収穫量が減ってきたら、土壌改良をするという感じで考えていこうと思います。

読んでいただきましてありがとうございました。

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