【コンパニオンプランツ】ナス科の場合

コンパニオンプランツ

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家族で食べる野菜を自給自足したいという理念を持って週末農業をスタートしました

野菜を育てていく上で、作っている人が手出しできる土づくり、水やり、追肥、除草などの作業がありますが、土の中では植物が互いに助け合って生育する、相性があり、相性の良いものどうしを「コンパニオンプランツ」といいます。そこで、コンパニオンプランツをまとめていきます。今回はナス科についてまとめてみました。トマト、ナス、ピーマン、ジャガイモのコンパニオンプランツとその効果についてです!!

トマトの場合

ミニトマト

トマト+バジル

 ハーブのバジルの匂いが虫の忌避。バジルは生育が旺盛でトマトより先に大きくなってしまいます。そうするとハーブが強くなりすぎてしまいますので、トマトより一週間遅く植えるか、小さい苗から育てるようにします。植え方は、トマトの株間を50センチとってその間にバジルを植えます。

トマト+エダマメ

 エダマメは土の中の余分な水分を吸い上げる力が強いので、トマトへの水分供給を調整してくれます。また、マメ科の植物の根に根粒を形成する根粒菌は窒素などの栄養分を固定し、エダマメに必要な栄養素に変換してくれますので、土壌が豊かになります。エダマメは株の小さい極早生品種を選びます。そうすることで、エダマメの株が大きくなりすぎて、トマトの生育を妨げないからです。極早生もしくは早生の枝豆はトマトの定植と同時に種まきをします。トマトは50センチごとに定植しその真ん中に枝豆を植えるようにします。

混植や前後作を避ける作物

 ナス科全般(ジャガイモ、ナス、ピーマンなど)、日陰を嫌うので日当たりが悪くならないように。周囲に背の高い作物は避ける。

ナスの場合

ナス

ナス+ニラ、ネギ

 ナスを植え付けるとき、根鉢に沿わせて同時にニラもしくはネギを植えます。貸農園などは前作で何を作っていたのかがわかりませんので、連作障害が心配される場合は混植しておくといいです。

ナス+ラッカセイ

 ラッカセイは生育にあまり水分を必要としませんので、水分の確保の面でナスと取り合いになりません。センチュウ(深刻な害虫)の害を減らし、根粒菌が土壌を豊かにしてくれます。

ナス+エダマメ

 ナスを植えるときに株間で早生の枝豆を育てます。エダマメ収穫後にはハクサイの苗を植えると、ナスが強い日差しや虫を遮り育成を助けてくれます。

混植を避ける作

 ジャガイモ、トマトはナス科どうしで相性が良くありません。ゴボウやオクラは根の形状と必要な養分が似ているため、競合します。トウモロコシのような背の高い作物はナスへの日照を遮ってし舞うので避けましょう。

ピーマンの場合

ピーマン

 ピーマンは乾燥や過湿に弱いため、株間を適度に覆って水分を保ったり余分な水分を吸い上げてくれる野菜と混植すると育てやすくなります。

ピーマン+ネギ、ニラ

 根の周りに抗生物質を生み出す微生物が繁殖し、病原菌を抑えます。根鉢に沿わせ同時に植え付けをします。

ピーマン+エダマメ、ラッカセイ

 窒素を固定する根粒菌などの働きがピーマンの育成を助けるほか、土の中の余分な水分を吸ってくれます。

混植を避ける作物

 トマト、ナス、ジャガイモなどはナス科どうしで相性が悪い。

ジャガイモの場合

ジャガイモ

 ネギと交互に栽培すると毎年同じ畝に固定できるため、菜園プランが立てやすくなります。ネギはジャガイモの跡地に残った有機物や、ネギの植え付け時に施した完熟堆肥などを利用して育ちますので、ネギの収穫後に植え付けたジャガイモはネギの後に残った養分で育てることができます。

ネギ→ジャガイモ→ネギ→

 前作のネギが有機物の分解を進め、病原中も予防してくれる。ネギはジャガイモと同じ面積で植え付をします。

混植を避ける作物

 ジャガイモは多くの野菜と相性が悪く、ナス科は混植・前後作とも避けます。また、アブラナ科、特に結球野菜は巻かなくなるため避けます。さらに、エンドウはジャガイモと反対にアルカリ性で肥えた土を好み、前後作も避けます。そして、ショウガはジャガイモと反対に多湿を好み、お互い生育が悪くなります。

参考にさせていただいている本です。竹内孝功さんの本です。内容がかなり高度ですが、丁寧な説明がされています。

以上が代表的なナス科のコンパニオンプランツでした。ジャガイモは植えるときに注意が必要ですね。畝を特定してネギとジャガイモの無限ループをすれば菜園プランとしては自動的に畝が決まりますね。

他の科の作物についても、コンパニオンプランツを投稿していきます。

以上、読んでいただいてありがとうございました。

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