【コンパニオンプランツ】セリ科、イネ科、ヒルガオ科

コンパニオンプランツ

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家族で食べる野菜を自給自足したいという理念を持って週末農業をスタートしました

野菜を育てていく上で、作っている人が手出しできる土づくり、水やり、追肥、除草などの作業がありますが、土の中では植物が互いに助け合って生育する、相性があり、相性の良いものどうしを「コンパニオンプランツ」といいます。そこで、コンパニオンプランツをまとめていきます。今回はセリ科、イネ科、ヒルガオ科についてまとめてみました。ニンジン、トウモロコシ、サツマイモのコンパニオンプランツとその効果についてです!!

セリ科

〇ニンジン

ニンジン

 ニンジンと同じように根を深く張るゴボウ、ホウレンソウ、エダマメなどと相性がいいです、深く耕しましょう。アブラナ科と混植するとアブラナ科の虫害を減らす効果が期待できます。

ニンジン+葉菜類・ホウレンソウ

 秋作は7月~8月にニンジンの種をまいた後、9月から10月に隣の条にカブやコマツナなどのアブラナ科の葉菜類、ホウレンソウなどをまきます。春はそれぞれの種を同時にまきます。

ニンジン+エダマメ

 春ニンジンの種まきと同時に、隣の列にエダマメをまくと、害虫はお互いを避けますので、ニンジンを食害するキアゲハ、エダマメにつくカメムシを減らす効果が期待できます。

混植や前後作を避ける作物

 キュウリなどのウリ科野菜の後作は避ける。

イネ科

〇トウモロコシ

トウモロコシ

 トウモロコシは吸肥力が強く、水分を多く求めます。連作障害は出にくい反面、それだけを続けて栽培すると土地がやせてしまい、育ちにくくなってきます。土壌を肥やしてくれる根粒菌がつくマメ科と混植すると、トウモロコシの育成を助けてくれます。カボチャ、地這いキュウリとの相性が良い。トウモロコシは他家受粉なので2条で10本は植えます。

トウモロコシ+カボチャ+つるありインゲン

 トウモロコシ、カボチャ、つるありインゲンは三点セットとして混植することで連作していくことができます。カボチャは地面の乾燥を防ぎ、トウモロコシの日陰はカボチャを暑さから守ります。また、インゲンは土を肥やし、トウモロコシを支柱にして背を伸ばします。カボチャ以外にも地這いキュウリでも同じ植え方ができます。トウモロコシは方畝2列、株間30~50cmで植えます。つるありインゲンは1か月程度、トウモロコシが50cmほどに成長してから、株元に種を3粒まきます。もう片方の畝にはカボチャを株間50~100cmで育てます。

エダマメ+トウモロコシ

 エダマメを一足先に育ててトウモロコシと混植するとアワノメイガの被害を減らす効果があります。エダマメは早生から中生の品種をまきます。トウモロコシより一週間ほど早くエダマメの種をまいて発芽したタイミングでトウモロコシの種をまきます。トウモロコシは株間50cmで植え、その間にエダマメをまきます。

混植を避ける作物

 トマト、ナス、サツマイモなどはトウモロコシのそばに植えると、日が当たらず育ちが悪くなってしまうので、十分に日を受けられるだけ間隔を空けます。

ヒルガオ科

〇サツマイモ

サツマイモ

 サツマイモは栽培期間が長いので、相性のいい野菜を混植して畝を有効に使います。畝の中央に高畝を作り、そこにサツマイモを株間50cmで定植し、その株間の中央にエダマメを、一段低い畝で高畝と千鳥でゴマ、オクラを育てます。

サツマイモ+エダマメ

 サツマイモの株間にエダマメを植えると、サツマイモの生育が良くなります。根粒菌の働きと、畝の余分な水分を吸ってくれるためです。サツマイモの植え付けと同時にサツマイモの株間(50cm程度)の中央に3粒ずつ点まきする。

サツマイモ+ゴマ

 地を這うサツマイモと背を伸ばすゴマは相性が良く、互いに生育を促進します。サツマイモを植えるとき畝の両肩に50cm間隔で数粒ずつ種をまくか、ポットで育苗して植え付けるか、間引いて一本立ちにします。

サツマイモ+オクラ

 サツマイモの植え付け時に畝の両肩に50cm間隔で5粒ずつ種まき、発芽後に2~3本に間引く。

混植や前後作を避ける作物

 アブラナ科は生育不良に、ナス科、ウリ科など肥料分を比較的多く必要とする野菜類

コンパニオンプランツで育てると畝がかなりにぎやかになって面白いですね。

 コンパニオンプランツについて調べるにあたって、竹内孝孔さんの本を参考にさせていただいています。作物同士の特性などわかりやすく説明してくださっています。

色んな作物を上手に育てて、たのしい野菜ライフにしましょう。

読んでいただきまして、ありがとうございました。

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