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家族で食べる野菜を自給自足したいという理念を持って週末農業をスタートしました
野菜を育てていく上で、作っている人が手出しできる土づくり、水やり、追肥、除草などの作業がありますが、土の中では植物が互いに助け合って生育する、相性があり、相性の良いものどうしを「コンパニオンプランツ」といいます。そこで、コンパニオンプランツをまとめていきます。今回はアブラナ科についてまとめてみました。カブ、コマツナ、キャベツ、ハクサイ、ダイコンのコンパニオンプランツとその効果についてです!!
アブラナ科
〇カブ
セリ科のニンジン、キク科のサニーレタス、マメ科のエダマメやエンドウ、アブラナ科のカラシナなどとの相性がいいです。
ニンジン+カブ
前作、混作、後作とも相性がよい。初めての畑ではニンジンを始める前にカブを栽培し、よく育ったらニンジンをまくとうまくいきます。毎年連作する場合、ニンジンの畝ではニンジンの条間でカブを育てます。ニンジンの種をまいた上から、その1割の量のカブの種を混ぜまきとするとニンジンの発芽が良くなります。
シュンギク・サニーレタス+カブ
アブラナ科と相性のよいキク科の野菜を植えます。シュンギクは隣接する条で育てます。サニーレタスは同じ畝の条間に植え付けます。
混植や前後作を避ける作物
カブはジャガイモとの相性はよくありません。また、サツマイモの跡地でも生育が悪くなるため植え付けは避けます。
〇コマツナ
虫の食害を受けやすいコマツナは、虫の寄りにくい野菜で囲むように育てます。
キク科、セリ科+コマツナ
シュンギク、レタス、ワサビ葉、ニンジン、ミツバ、パセリなど虫の寄りにくい野菜を同じ畝に育てます。これらを先に育てておくことで、コマツナが虫に見つかりにくくなります。
夏野菜全般→コマツナ
夏野菜が終わるころに、夏野菜の足元にコマツナの種をまきます。土づくりができているうえ、夏野菜の日陰でよく育ちます。
エダマメ、ネギ→コマツナ
エダマメやネギの後作にコマツナを植えると生育しやすくなります。
混植を避ける作物
ジャガイモとの相性はよくありません。
〇キャベツ
キャベツだけで育てているとモンシロチョウが寄っていきやすくなります。季節に応じてほかの野菜と混植すると、モンシロチョウからキャベツ畑と認識されにくくなり食害を減らせます。
トマト+キャベツ
夏まきはトマトの株間に植え付けると半日陰で暑さが避けられて、よく育ちます。虫からも見つかりにくくなります。収穫のピークを過ぎたトマトの畝の肩に苗を植えます。
レタス+キャベツ
春まきはレタスと混植するとモンシロチョウが寄りつきにくくなります。特に赤レタスとの混植はキャベツ畑と認識されにくい。種まき育苗したレタスを一週間前にキャベツに先駆けて植え付けておいて、その後にキャベツを定植します。
キャベツ+ソラマメ
秋まきはソラマメとの混植でマメ科の根粒菌が働きキャベツの生育を助ける。虫も寄りにくい。キャベツの植え付けと同時にソラマメの種をまく。
混植や前後作を避ける作物
ネギは結球野菜と相性が良くありません(ブロッコリー、カリフラワーとの混植は可)。ジャガイモの後作や混作も避けます。
〇ハクサイ
肥えた土を好むが養分が多すぎると虫害を受けやすくなります。夏野菜の日陰に植え付けると育ちやすくなります。
ナス・トウガラシ+ハクサイ
収穫中のナスやトウガラシの畝肩に植え付けます。その際に、根を傷つけないよう夏野菜の葉先の外側を目途に植え付けます。
レタス・シュンギク・ニンジン+ハクサイ
レタスやシュンギク、ニンジンを先に育てておいて、同じ畝に後からハクサイの種をまく。
マリーゴールド+ハクサイ
センチュウ抑える効果があるマリーゴールドを混植します。
ソラマメ+ハクサイ
春まきはソラマメと混植するとマメ科の根粒菌の働きが白菜の生育を助けてくれ、虫も寄り付きにくくなります。
混植を避ける野菜
ネギ、ジャガイモ、イチゴ、多年生ハーブ。これらと混植すると結球しなくなります。
〇ダイコン
相性のいい野菜はシュンギクやレタス、ニンジンで、春はエダマメとの混植もできます。
シュンギクまたはレタス+ダイコン
畝の中央にレタスやシュンギクをまいておき、後日その両側に大根をまきます。
ニンジン+ダイコン
畝の中央にニンジンをまいて育てておき、その両脇に大根の種をまきます。
ダイコン+エダマメ
ダイコンは条間40cmほどで種をまきます。そして条間に極早生のエダマメの苗を50cm間隔でうえつけます。春咲まきでは4月にダイコンをまいた後、5月に極早生のエダマメをまきます。
混植や前後作を避ける作物
ネギとの混植、前後作ともに避けます。キュウリ、エダマメの後作にダイコンは避けます。
コンパニオンプランツで育てると畝がかなりにぎやかになって面白いですね。
色んな作物を上手に育てて、たのしい野菜ライフにしましょう。
読んでいただきまして、ありがとうございました。
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